【5/10朝イチ!】雨のあと西日本は黄砂に注意

今日は低気圧から伸びる前線が今夜にかけて本州を通過し、南西諸島に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、北日本から東日本では雨や風が強まり、南西諸島では大雨のおそれがあります。一方、前線が離れる西日本では天気は回復し、日中は広く晴れますが、黄砂が飛来する予想です。

09時の予想天気図

予想天気と気温(全国)

日中の最高気温は、西から東日本では昨日より高くなる所が多く、25℃以上の夏日となる所が多いでしょう。北日本や南西諸島では昨日より低くなる所が多い見込みです。

風と波の予想(12時)

 

各地の天気のポイント

【北日本】(北海道・東北)

東北は午前中、広く雨が降り、本降りとなる所がある見込みです。南部では午後には雨が上がりますが、日本海側では夕方に再びにわか雨が降るでしょう。北海道は朝から雲が広がり、太平洋側では昼前から、日本海側やオホーツク海側では午後から雨が降り始める所が多いでしょう。

雨雲の予想(9時・18時)

 

日中の最高気温は、北海道では13℃~18℃くらいで、コートの出番となるでしょう。東北では19℃~24℃くらいで、南部では夏日となる所があるでしょう。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

関東甲信や東海では昼過ぎまで雨が降り、雷を伴って激しく降る所や風も強まって横殴りの雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒し、雷雨や突風、降ひょうに注意が必要です。午後も雲が多く、沿岸部では再びにわか雨が降るでしょう。北陸の雨は朝のうちに止んで日中は晴れますが、夕方にはにわか雨が降る所がある見込みです。お出かけには雨具が欠かせないでしょう。

雨雲の予想(12時)

日中の最高気温は、南風によるフェーン現象で北陸や東海、甲信では28℃前後まで上がり、30℃以上の真夏日となる所があるでしょう。まだ暑さに慣れていない時期ですので、こまめな水分補給などで熱中症対策に努めてください。関東は23℃前後の見込みです。

 

【西日本】(近畿・中国・四国・九州)

天気は回復し、九州、中国、四国では朝から、近畿では午後から晴れる所が多く、洗濯日和となるものの、夜にかけて黄砂が飛来する見込みです。洗濯物は部屋干しが良いでしょう。日本海側では夜に再びにわか雨が降る所があるため、帰りが遅くなる方は折りたたみ傘があると安心です。

 

黄砂情報(15時)

 

 

日中の最高気温は、初夏の日差しが降り注ぎ、昨日より高く、25℃以上の夏日となる所が多い見込みです。高知や宮崎では30℃近くまで上がるでしょう。紫外線対策や暑さ対策を心がけてください。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

前線や前線に流れ込む湿った空気の影響で、曇りや雨となり、奄美や沖縄本島地方、先島諸島では雷を伴って激しく降る所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意してください。

雨雲の予想(12時)

日中の最高気温は、昨日より低くなるものの、奄美では24℃くらい、沖縄では27℃~28℃となる見込みです。

気象予報士:エム

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