【3/3朝イチ!】広く雪や冷たい雨、再び真冬の寒さに

今日は西日本から本州の南岸に前線が停滞するため、西~東日本では雨や雪が降り、東日本では平地でも雪の降る所がある見込みです。また、前線付近では大気の状態が不安定となり、雷を伴って激しく降る所があるでしょう。落雷、突風、短時間の強雨に注意してください。一方、北日本は冬型の気圧配置が続き、太平洋側では日差しが届く所が多いですが、日本海側では雪が降る所があるでしょう。南西諸島は高気圧周辺の湿った空気の影響を受けやすい見込みです。

09時の予想天気図

予想天気と気温(全国)

日中の最高気温は、上空の寒気が南下するため、昨日よりも大幅に低くなる所が多い見込みです。季節を先取りした暖かさから一転、真冬の寒さに戻りますので体調管理にお気を付けください。

 

各地の天気のポイント

【北日本】(北海道・東北)

北海道の日本海側やオホーツク海側は一日を通して雪が降り、東北南部は午前を中心に雪が降って、内陸では降り方が強まる所があるでしょう。太平洋側では晴れる所が多いですが、沿岸部では乾燥した状態が続きますので、引き続き火の元には十分に注意してください。

雨(雪)雲の予想(9時・18時)

日中の最高気温は、北海道と東北北部では昨日よりも3℃~8℃低く、東北南部では昨日よりも10℃くらい低くなり、真冬の寒さに逆戻りです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸、岐阜県飛騨地方や長野県北部では雨や湿った雪が降り、雪解けが進む所があるでしょう。積雪地ではなだれや屋根からの落雪に注意してください。関東甲信は広く雨か雪が降り、山沿いでは積雪が急増する所や平野部でも積雪となる所がある見込みです。降雪による交通障害や路面凍結に注意が必要です。岐阜県美濃地方や東海では雨が主体で、一時的に降り方が強まる見込みです。

雨(雪)雲の予想(9時・18時)

日中の最高気温は、関東甲信では昨日よりも12℃~15℃前後、低く、北陸では昨日よりも5℃~10℃くらい低くなり、傘を持つ手がかじかむほどの凍える寒さとなるでしょう。マフラーや手袋など真冬の防寒が必須です。

 

【西日本】(近畿・中国・四国・九州)

雨の降る所がほとんどで、太平洋側では雷を伴って激しく降る所がありますので落雷や突風、短時間の強雨に注意してください。近畿北部から山陰の山沿いでは雪が降る見込みです。前線の南下とともに天気は次第に回復し、夜のはじめ頃には雨や雪は止む所が多くなる見込みです。

雨(雪)雲の予想(9時・15時)

日中の最高気温は、昨日よりも5℃~10℃くらい低くなる所がほとんどですが、前線の南側に位置する九州南部は20℃を超えて過ごしやすい気温になるでしょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

奄美は前線や湿った空気の影響により曇りや雨、沖縄は高気圧に覆われて晴れますが、先島諸島では高気圧から回り込む湿った空気で所により雨が降る見込みです。沿岸の海域は波がやや高いでしょう。

日中の最高気温は昨日と大きく変わらず、26℃~27℃の見込みです。南風が吹いて蒸し暑く感じられるでしょう。

気象予報士:エム

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