【2/11 朝イチ！】厳しい寒さと日本海側は大雪に警戒

【昨日10日の一番】

昨日、日最深積雪が今冬最多を観測した地点は、福井県小浜市76cm、鳥取県鳥取市62cm、兵庫県香美町香住53cm、京都府京丹後市峰山47cmで、いずれも前日の9日は「積雪なし」でしたので、一日で積もった量です。この他の地点は、10日の時点ではまだ先月24日～25日の積雪より少なくなっています。
また、寒波の影響で沖縄～九州では日最高気温が今冬最低を観測しました。那覇は13.9℃、名瀬12.3℃、鹿児島5.6℃、福岡4.6℃でした。また、日最低気温も那覇11.5℃、名瀬8.8℃は今冬最低でした。

【今日11日の天気】

3時の気象衛星ひまわりの雲画像を見ると、日本海北部には低気圧に伴う渦巻き状の雲が残っています。このため、北日本ではまだ、冬型になっていません。一方、低気圧の南側の日本海から東シナ海、関東から西の太平洋側には寒気に伴う筋状の雲が広がり、大陸の直ぐ沖から見られ、引き続き強い寒気が南下していることが分かります。

3時の気象衛星ひまわりの雲画像

21時の予想天気図では、ひまわりの雲画像でも見られた日本海北部の低気圧は今夜には三陸沖に抜け、北日本も含め日本列島全域が冬型の気圧配置になります。ただ、西日本は等圧線が幾分広がり、冬型のピークが過ぎて来ることが分かります。

21時の予想天気図

このため、日本海側では九州から北海道の広い範囲で雪が降り易く、4時現在、山口県を除く中国地方と兵庫県・京都府の北部、福井県に大雪警報が発表中です。ただ、今日から明日は大雪の地域が山陰・近畿北部から、北陸・東北に移る見込みです。九州の雪は午前中までで、中国・四国から近畿の太平洋側の雪は夕方頃まで残るので引き続き注意して下さい。沖縄は曇りがちですが、九州・四国から関東までの太平洋側は回復し、冬晴れになる所が多いでしょう。東北から北海道の太平洋側は昨日までの雪は止みますが、まだ、雲の多い天気の所が多い見込みです。

11日の天気予報

【今日11日の気温】

日中の最高気温は、沖縄から関東にかけては引き続き厳しい寒さが続き、沖縄で15℃前後の他は10℃以下で、山陰から北陸は5℃前後でしょう。一方、東北は平年並で、この時期らしい寒さで、北海道は少し高めで、2月下旬～3月上旬の頃の寒さになる見込みです。ただ、今日も季節風が強く、体感的には気温よりかなり寒く感じる所が多いので、しっかり防寒対策をしてお出かけ下さい。

11日の予想気温(最高/最低)

那覇を除き、今日も10℃以下

【今日11日の波高】

4時現在、山形・秋田県に暴風雪警報、石川・新潟・秋田県に波浪警報が発表中です。この他、今朝も各地に強風・風雪や波浪注意報が発表中です。今日も強い冬型で、西～北の強い季節風が吹き、全国的に波やウネリの高い状態が続くので十分注意して下さい。

12時の予想波高分布

日本海沿岸・東シナ海沿岸・伊豆諸島
3m以上の高波

(2017/2/11 04:30更新)

トミーです。今日から明日にかけては、大雪の範囲が北陸から東北に移る見込みです。また、太平洋側でも西日本から東日本でも雪の降る所があり、雪の少ない地方では少ない量でも交通機関等に影響するので、週末のお出かけには注意して下さい。トピック「鳥取・福井で記録的大雪」参照。
昨日は銚子で平年より24日、宮崎で20日も遅い初雪の便りが届きました。和歌山・富山・岡山からウメ、彦根･熊本からツバキの開花の便りが届いています。