【8/27 朝イチ!】台風第10号が奄美地方に接近

台風第10号が九州南海上をゆっくりと西寄りに進み、前線が日本海から北海道付近にのびています。西~東日本は湿った空気の流れ込みが続き、太平洋側を中心に雨が断続し、局地的に雷を伴い激しく降るでしょう。特に、鹿児島県では奄美、種子島・屋久島地方から台風の影響を受け始め、暴風雨高波警戒が必要です。台風の動きが遅く、影響が長時間に及ぶおそれがあります。また、北日本も前線の影響で曇雨天が続く見込みです。

8/27(火)09時の予想天気図

なお、南西諸島から西日本の南海上では、しけ~大しけとなる見込みです。沿岸部ではうねりを伴う高波に十分に警戒してください。

海上の風と波の予想09時

全国的に厳しい残暑が続くでしょう。日中の最高気温は、東北以南で30℃を超える所が多く、北陸から西日本では35℃を超える猛暑日となる地点が多くなりそうです。湿度も高く屋内や夜間でも熱中症の危険が高まります。水分や塩分補給をこまめに行い、上手にエアコンを使い、暑さを避けるなど熱中症対策を心がけましょう。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

前線の影響で曇雨天が続くでしょう。大気の状態が不安定で、所により雷を伴った激しい雨が降るでしょう。特に、北海道は大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水等に注意が必要です。お出かけの方は交通情報のチェックもお忘れなく。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、北海道は23℃~26℃、東北では北部は30℃前後、南部は31℃~34℃の予想で蒸し暑いでしょう。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

太平洋側を中心に雨が断続し、所により雷を伴い激しく降るでしょう。東海地方では線状降水帯を含めた大雨に警戒必要です。また、山沿いでも午後からはにわか雨や雷雨がありそうです。天気の急変にご注意ください。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、30℃以上の地点が多くなり、北陸では35℃前後の猛暑となる地点が多くなりそうです。激しい運動は避け、こまめに水分や塩分を補給するなど、熱中症対策を心がけましょう。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

太平洋側を中心に雨が断続し、所により雷を伴い激しく降るでしょう。また、内陸、山沿いの一部でにわか雨や雷雨がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。鹿児島県の種子島、屋久島地方では台風第10号の影響で次第に風雨が強まり、大荒れの天気となりそうです。台風の動きが遅く、影響が長時間に及ぶ見込みです。航空や航路等、交通機関の運休も出始めています。不要不急の外出は控え、29日頃にかけて大雨、暴風、高波に警戒してください。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、内陸や日本海側を中心に35℃前後の地点が多く、危険な暑さが続く見込みです。水分・塩分補給はこまめに、室内ではエアコンを上手に使うなど、熱中症対策を心がけましょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

奄美地方は台風第10号の接近により、次第に風雨が強まるでしょう。台風の動きが遅く、影響が長引くおそれがあります。明日28日にかけて、暴風、大雨、高波に厳重な警戒が必要です。沖縄は大東島地方で風雨が強く、本島地方も雲が広がりやすくにわか雨があるでしょう。一方、先島諸島は概ね晴れそうです。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、南大東で29℃、他は31℃~33℃の予想で、残暑が厳しいでしょう。

(気象予報士:むらさめ)

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