台風6号九州南部に最接近 枕崎で41.8m/s

台風6号は鹿児島県枕崎市の西海上を北上しており、鹿児島県の一部が暴風域に入っています。枕崎市では9日(水)明け方に最大瞬間風速41.8m/sの非常に強い風を観測しました。

また、台風を取り巻く発達した雨雲が九州にかかり、種子島・屋久島地方では線状降水帯の発生により災害の危険度が急激に高まっているとして午前10時20分に顕著な大雨に関する情報が発表されました。宮崎県や鹿児島県は台風接近前から大雨となり土砂災害や川の増水・氾濫など災害の危険度が高まっているところがあります。

あす10日(木)にかけて雨量はさらに増える見込みです。引き続き、崖や川から離れた場所で避難を続けてください。最新の雨雲の動きは雨レーダーでご確認ください。

土砂災害の前兆現象

台風6号は勢力を維持したまま北上し、今夜には長崎県の五島列島に接近する見込みです。長崎県を中心に九州北部も次第に風が強まり屋外の活動が危険な状態となる見込みです。また、台風本体や周辺の湿った空気により発達した雨雲がかかり、あすにかけて各地で激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。暴風や高波、大雨に厳重に警戒してください。なお、鉄道や空の便に影響が出ていますので、ご利用の方は最新の運行情報の確認をお願いします。

(気象予報士:みやっち)




 

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