あす10日(金)にかけて強い冬型の気圧配置が続き、今季一番の強烈な寒気が流れ込む見込みです。北日本や東~西日本の日本海側を中心に大雪となり、特に今夜からあす午前中にかけてJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)や低気圧に伴う発達した雪雲が流れ込み、北陸や東北、山陰付近では短い時間で積雪が急増するおそれがあります。西~北よりの風が強く吹き、沿岸部では猛吹雪による視程障害や高波にも警戒が必要です。また、西日本~東海の太平洋側にも雪雲が流れ込み、平地でも積雪するところがありそうです。
大雪や猛吹雪による交通障害や電線への着雪や倒木による停電などが懸念されます。不急の外出は出来るだけ控え、車を運転される方は最新の交通情報をご確認ください。立往生に備えて車内に除雪用スコップ、毛布やカイロなど暖をとれるもの、食料・飲料、スマートフォンの充電器なども備えておきましょう。
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11日(土)になると冬型の気圧配置がゆるみ大雪のピークは過ぎますが、12日(日)は日本海と本州南岸を東進する低気圧や気圧の谷の影響で雲が広がり、西日本~東北地方の山沿いや内陸部では雪の降るところがありそうです。関東南部の平野部も雨に雪が混じる可能性があります。最新の気象情報をご確認ください。13日(月)成人の日は太平洋側では晴れ間の出るところが多くなる見込みですが、北陸や東北周辺では低気圧や上空の寒気の影響で雲が広がりやすく、雪の降るところがありそうです。あす10日(金)朝をピークに週末にかけて西日本を中心に平年を下回る厳しい冷え込みが予想されます。体調を崩さないようにご注意ください。
(気象予報士:みやっち)