各地で大雨をもたらせた梅雨前線は本州南岸付近まで南下しています。今日は天気が小康状態に向かう所が多くなりますが、梅雨前線や低気圧の影響が残る九州と東北では雨が断続するでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでいる箇所があります。大雨による土砂災害・低地の浸水・河川の氾濫などに警戒が必要です。
7/12(日)09時の予想天気図
また、低気圧周辺の東北の日本海側から北陸、関東の沿岸部では風が強く、海上は波が高い状態となるでしょう。船舶や海のレジャーは強風や高波に注意してください。
海上の風と波の予想09時
日中の最高気温は、西~東日本の太平洋側では昨日と同じか高く、関東から九州にかけては30℃以上の真夏日の地点も多く、厳しい暑さとなるでしょう。一方、北日本と北陸~山陰にかけては昨日より低く、25℃以下の所が多く暑さが一段落となりそうです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は概ね曇りで、オホーツク海側では弱い雨が降ったり止んだりする所が多いでしょう。また、道央から道南では午後からにわか雨の所がありそうです。東北も天気はぐずつき、北部や日本海側では昼過ぎにかけ雨足が強く、雷を伴い激しく降る所があるでしょう。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒してください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道では20℃前後の所が多くなりますが、道北やオホーツク海沿岸は15℃~16℃位で日中も空気がヒンヤリと冷たく感じられるでしょう。東北は21℃~24℃位の見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸では雨が残り、山沿いでは午後にかけても天気の回復が遅れるでしょう。伊豆諸島も梅雨空が続き、雷を伴い激しく降るおそれがありますので、落雷、突風などにご注意ください。一方、関東甲信と東海では天気は小康状態に向かい、日中は太平洋側の地方から晴れ間が広がる見込みです。空気も乾いてきますので、たまった洗濯物を片付けるチャンスとなりそうです。
降水分布予想09・18時
日中の気温は、北陸では昨日より低い23℃~25℃位で暑さが和らぐでしょう。他の地方では30℃前後の所が多く、太平洋側を中心に真夏日となる地点が多くなり、厳しい暑さとなりそうです。甲府では35℃の猛暑となる予想です。激しい運動を避けこまめに水分を補給するなど熱中症対策を心がけましょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
太平洋側を中心にはじめ雨が残るものの天気は回復に向かう所が多くなりますが、梅雨前線に近い九州では午後にかけても所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでいる箇所もあり、引き続き土砂災害・低地の浸水・河川の増水などに警戒が必要です。天気が急変するおそれもありますので、最新の気象情報をチェックするようにしましょう。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、近畿から山陰で25℃~27℃位と暑さがいくぶん和らぐでしょう。他は28℃以上の所が多く、鹿児島では33℃まで上がり、かなり蒸し暑くなる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
夏の高気圧に覆われ概ね晴れますが、奄美と沖縄本島地方では午後からは雲が広がりやすくなり、所によりにわか雨がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、32℃~33℃と夏本番の暑さとなるでしょう。暑さを避け、水分をこまめに補給するなど熱中症対策を心がけてください。
(むらさめ)