前線を伴った低気圧が東北北部を東進しています。今日の日本付近には今季最強といえる寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。このため、北日本の日本海側、北陸～山陰にかけてを中心に雪や雨となり、明日にかけて山沿いを中心に大雪のおそれがあります。また、海岸平野部では、はじめ雨の所も次第に雪に変わり風雪が強まってきます。大雪や吹雪による交通障害にご注意ください。一方、西～東日本の太平洋側では概ね晴れますが、低気圧や前線の影響を受ける沖縄や伊豆・小笠原諸島では曇りや雨の所もあるでしょう。
2/5（水）09時の予想天気図
東北の日本海側から北陸・山陰にかけての沿岸部では季節風が強く、海上はしけるでしょう。強風や高波に十分な注意が必要です。
海上の風と波の予想12時
日中の最高気温は、北海道では平年をかなり下回り、道南でも-3℃位までしか上がらず凍てつく寒さが続くでしょう。一方、本州以南ではほぼ平年並みで、太平洋側ではやや高めの所もありそうです。北陸・山陰から九州北部にかけては6℃～9℃、関東から九州南部の太平洋側にかけては11℃～15℃の予想です。ただ、午後から夜にかけては寒気の影響で気温が下がり季節風も強まるため、防風・防寒効果のある暖かい服装でお過ごしください。沖縄は20℃前後の見込みです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
昼頃にかけては道南から東北北部の広い範囲で雪となりますが、午後以降は降雪の中心は日本海側に移り、風雪が強まってくるでしょう。しだいに軽い雪となり、明日にかけて山沿いを中心に積雪が増える見込みです。大雪や吹雪による交通障害のおそれがありますので、お出かけの方は事前にご利用の交通情報を調べたうえで、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。道東から東北の太平洋側では晴れ間もありますが、ときおり風花が舞うこともありそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道で昨日よりさらに低く-5℃前後までしか上がらないでしょう。路面の凍結が予想されますので、外出時は足元にお気を付けください。東北は、北部で-1℃～3℃、南部では6℃～7℃位の予想です。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸周辺では朝から雪や雨となり、海岸平野部を中心に雷を伴う所があるでしょう。落雷、突風、あられなど天気の急変にご注意ください。午後からは気温が下がり、はじめ雨の所も次第に雪に変わり、明日にかけて山間部を中心に積雪が増える見込みです。自動車を運転される方は滑り止めを準備の上、安全運転を心がけましょう。太平洋側では概ね乾燥した晴れとなりますが、東海地方と伊豆諸島南部、および小笠原諸島では雲が広がりやすいでしょう。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、北陸と長野県、岐阜県飛騨地方では4℃～8℃位と冬らしい寒さとなりそうです。一方、太平洋側では11℃以上となり、横浜や静岡では15℃まで上がる予想ですが、午後は風が強まり空気も乾燥するため体感温度はもっと低く感じられそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
日本海側では雲に覆われやすく、近畿地方北部から山陰にかけては時々雨が降り、山間部では雪となるでしょう。夕方以降は海岸平野部でも雪に変わり、明日にかけて積雪となる所がありそうです。一方、太平洋側では概ね晴れますが、種子島・屋久島地方では朝のうちまで曇りや雨となる見込みです。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、日本海側で7℃～9℃位、太平洋側では10℃以上で九州南部では14℃位となる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
前線や寒気の影響で雲に覆われ、ぐずついた天気が続きそうです。奄美と沖縄本島地方、先島諸島では午前中まで、大東島地方では夕方にかけて雨の降る所が多いでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は17℃、沖縄は20℃前後ですが、次第に北寄りの風が強まって肌寒く感じられそうです。
（むらさめ）
