なかなか秋が深まらず

9月23日は二十四節気の秋分(しゅうぶん)。春分と同じく昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。また、この日の3日前から7日間は秋の彼岸と呼ばれています。例年では「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通りこの日を境に次第に秋が深まっていきますが、今年は季節の歩みがゆっくりです。

平均気温の傾向(9/24~10/23)

向こう1ヶ月(9/24~10/23)は日本の東で高気圧の勢力が強く、日本付近は暖かい空気が流れ込みやすいでしょう。そのため、全国的に高温傾向となる見込みです。汗ばむ陽気となる日は少なくなりますが、紅葉の色づきが平年より遅れる所がありそうです。

降水量の傾向(9/24~10/23)

向こう1ヶ月は湿った空気の影響を受けるため、東日本の太平洋側で多雨傾向となるでしょう。直近では台風15号の影響で近畿南部から関東は大雨となるおそれがありますので、土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。その他の地域は平年並みの降水量となるでしょう。

(気象予報士:きっしー)

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