3月も高温傾向 桜の開花早まる

暦の上では立春(2/4)を境に季節は冬から春になりますが、気象庁では12月から2月までの期間を冬、3月から5月までの期間を春と定義しています。

今年の冬もまもなく終わり、3月5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」で冬眠していた虫たちも穴から出てくる時期となります。向こう1ヶ月(2/29~3/28)も全国的に平年より気温の高い日が多い予想で、季節は少し足早ながらも暦通りに進む見込みです。

平均気温の傾向(2/29~3/28)

この冬までの高温傾向は3月になっても継続する見通しで、向こう1ヶ月の平均気温は全国的に平年より高い見込みです。特に3月上旬は平年よりかなり高くなる予想のため、農作物の管理や積雪の多い地域では雪崩等に注意が必要です。

今年の桜の開花は早まる可能性が高く、3月中旬には各地から開花の便りが届きそうです。例年ではお花見の計画を立てるのが楽しみな時期ですが、今年は多くの人が集まってお花見をするのは控えたほうが良いかもしれませんね。また、スギ花粉もピークを迎えますので、花粉症の方は十分な対策をなさってください。

降水量の傾向(2/29~3/28)

3月になっても冬型の気圧配置は現れにくく、日本付近は低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は周期的に変化する見込みです。寒気の南下は弱く、東・北日本の日本海側の向こう1ヶ月の降雪量は平年より少なくなるでしょう。降水量は平年並みとなる地域が多くなりそうです。

啓蟄の時期は春の訪れを知らせる「虫出しの雷」が鳴る時期でもありますので、局地的な雷雨にはご注意ください。

(きっしー)

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