大寒でも冷え込まず

今冬は各地で冷え込みが強まらず、東京では17日現在でも初氷が観測されていません。統計開始以来最も遅かった2015~16年の記録(1/13)はすでに更新しており、記録はさらに伸びる可能性があります。また、20日(月) は二十四節気の24番目「大寒(だいかん)」です。1年の中で最も寒い時期とされていますが、向こう1ヶ月(1/18~2/17)も全国的に気温が高い予想です。

 

平均気温の傾向(1/18~2/17)

日本付近は寒気が南下しにくい状況が続き、向こう1ヶ月の気温は全国的に平年より高い予想です。特に、東北から沖縄・奄美地方には「高温に関する早期天候情報」が発表されており、22日頃からはかなり高温になることが予想されています。季節外れの暖かさとなる所が多くなるでしょう。

降水量の傾向(1/18~2/17)

冬型の気圧配置は長続きしないため、日本海側の向こう1ヶ月の降雪量は平年より少なく、雪不足が解消されるような降雪はしばらく望めそうにありません。また、北・東日本の日本海側では降水量も平年より少なくなりそうなので、春以降は水不足が問題になる可能性があります。一方、関東以西の太平洋側は低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1ヶ月の降水量は平年よりも多い傾向となるでしょう。

(きっしー)

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