季節は少しずつ前進

台風15号が持ち込んだ暖かな空気の影響で今週前半は各地で季節外れの猛暑に見舞われましたが、きょう(12日)は大陸由来の乾いた空気が南下し、北日本は秋本番の陽気に。北陸や関東甲信地方もムシムシとした暑さからカラッとした暑さに変わり、比較的過ごしやすくなっています。

大陸由来の移動性高気圧が日本海から北日本付近を東進するようになり、土曜日にかけて秋晴れとなるところが多く洗濯物もよく乾きそうです。ただ、東海から西の地域は高気圧縁辺の湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、にわか雨や雷雨に注意が必要です。

13日(金)21時の予想天気図

↑大陸由来の移動性高気圧が日本付近を東進

この週末は敬老の日(16日)を含めて3連休という方も多いと思います。季節は少しずつ歩みを進め、秋の行楽シーズンを迎えますが、南海上にはまだ夏の暖湿な空気が居座っており、熱帯低気圧も発生しています。この熱帯低気圧は今後台風に発達する見通しで、週末以降の動向に注意が必要です。太平洋沿岸は波が高くなる見込みです。海のレジャーなどはお気をつけください。

15日(日)から16日(月)は熱帯低気圧や周辺の湿った空気の影響で西・東日本の太平洋側や沖縄地方はすっきりしない天気となる見込みです。お出かけの際は折りたたみの傘を持っておいたほうが良さそうです。また、西日本を中心に再び気温が上がり真夏並みの暑さとなりますので熱中症に十分お気をつけてください。北海道も15日(日)は低気圧や前線の通過に伴い、天気が崩れる見込みです。

朝晩と日中の寒暖差が大きくなったり、日々の体感温度が変わったりと体調管理が難しくなる時期です。夏の服装と秋の服装を上手に選んで調整してくださいね。

(みやっち)

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