西回り寒気で日本海側は雪多め

昨年度の冬は12~1月にかけて強い寒気の影響を受けて日本海側で大雪になり、新潟県内では最大時2000台以上の車が立ち往生しました。今年度も同じ時期に強い寒気の影響を受ける可能性がありますので、多雪地域などでは早めに冬用タイヤやチェーンの準備が必要になりそうです。

平均気温の傾向(12~2月)

最新の3ヶ月予報(10~12月)によると10月までは関東以西を中心に高温傾向が続きますが、11月からは寒気の影響を受ける日が多くなって平年通りに秋が深まっていく予想になっています。
今年度の冬(12~2月)は日本付近を流れる偏西風が平年より南に蛇行するでしょう。そのため、大陸から西回りで寒気が流れ込みやすく、沖縄・奄美地方から西日本は低温傾向になる見込みです。東・北日本はほぼ平年並みの気温となるでしょう。

降水量の傾向(12~2月)

西日本を中心に冬型の気圧配置がやや強まる予想です。特に期間の前半は昨冬と同様に断続的に強い寒気が流れ込むため、西日本の日本海側は多雪(多雨)傾向、西日本の太平洋側や沖縄・奄美地方で少雨傾向となる見通しです。その他の地域はほぼ平年並みの天候となる見通しですが、北日本は低気圧の影響を受けやすい時期があるでしょう。

(気象予報士:きっしー)

シェア!