太平洋側で雪や雨、南岸低気圧の動きに注意

◆今週の天気のポイント
・9日(水)~11日(金)ごろ、関東など太平洋側で雪や雨。今後の情報に注意。
・週末の3連休もすっきりせず、西日本から天気は下り坂に。
・北日本の冬型は続かず、北海道では日本海側でも晴れ間がでる。

7日(月)になると日本海側の大雪はピークを越え、雪は弱まりやむ所もあるでしょう。立春を過ぎてからの大雪で積雪の深さが300センチを超えた所もあり、平年よりも1.5倍~3倍ほどの雪が積もっている所が多くなっています。今週は、北海道の日本海側などで晴れ間のでる所もありますが、屋根からの落雪などには十分気を付けて下さい。山沿いでは雪崩に注意が必要です。また、太平洋側の平野部でも雪の積もった所がありますので路面の凍結による転倒や事故に遭遇しないよう慎重に行動しましょう。

↓積雪の深さ合計↓

引用:気象庁HP

9日(水)~11日(金)ごろに、日本の南の海上を低気圧が東へ進むでしょう。南岸低気圧といわれる太平洋側に雪や雨を降らせる気圧配置になります。西日本の山沿いや東北の太平洋側のほか、関東甲信地方は平野部でも雪になる可能性があるでしょう。南岸低気圧は上空の気温のわずかな違いや低気圧の発達具合で状況が変化し大雪になることもあり、また雪に雨が交じることもあります。最新の気象情報で雪か雨か、大雪の恐れがあるかを確認してください。

↓7日(月)~12日(土)の予想気圧配置↓

南岸低気圧の動きに注意

雪か雨か、大雪の恐れは?
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11日(金)は建国記念日。3連休が始まりますが、雲が広がりやすくすっきりしない天気となりそうです。12日(土)は西から天気が下り坂に向かい、週明けにも南岸低気圧が日本の南を通過する恐れがあるでしょう。

↓週明け14日(月)の予想気圧配置↓

バレンタインデーも南岸低気圧が通過する恐れ

暦の上では春を迎えましたが、冬らしく寒い日が続きそうです。西日本や東日本は最高気温が10℃前後の日が多く、南岸低気圧が通過する日は関東などで極端に気温が低くなる恐れがあります。また、晴れる北海道では放射冷却が強まり朝の冷え込みがかなり厳しくなりそうです。引き続き防寒対策をしっかりして、風邪を引かないよう体調管理を万全にしてください。

冬らしく寒い、冷え込みがかなり厳しい所も

(気象予報士:ふぅ)

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