西~東日本は桜の開花を促す陽気、北日本では気温急降下!

全国で今年初となるソメイヨシノの開花が11日(木)に広島で発表。翌12日(金)は福岡、14日(日)は東京で発表され、いずれも観測史上最も早い開花です。

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今週の天気のポイント
・北日本は一時的に冬の寒さが戻る
・西~東日本の太平洋側は、暖かく過ごしやすい日が多い
・ヒノキ花粉の飛散も次第に本格的に、万全な対策を

西日本~東日本は、16日(火)に日本海側など一部で雨が降るほかは、18日(木)ころにかけてまずまずの天気に。日差しが届き気温も高めでこの時期としては暖かく感じる日も多くなるでしょう。太平洋側では桜のつぼみの成長が促され開花の便りも増えそうです。ただしスギ花粉の飛散も多く、さらにヒノキ花粉の飛散も始まっていますので、しっかりとした花粉症対策が必要です。
沖縄でも18日(木)にかけては晴れる日が多く、初夏のような陽気が続くでしょう。

関東甲信、東海、四国、九州南部には、「高温に関する早期天候情報」が気象庁から発表されています。積雪の多い地域では、なだれ融雪による浸水中小河川の増水などに注意が必要です。

高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報

この時期はまだ冬の天気が現れる日もある北日本では、16日(火)に雨が降ったあと17日(水)には強い寒気が流れ込み気温は急降下。北海道の日本海側を中心に雪に変わる見込みで、風も強まり吹雪により視程が悪化するおそれがあります。天気と気温の大きな変化により体調を崩さないようにしてください。

予想気圧配置図(17日9時)

等圧線の間隔が狭い北日本は風強い

今週末は、全国的に天気が下り坂になる可能性があります。予報が大きく変わり雨や風が強まって天気が荒れるおそれもありますので、お出かけや大事な予定などある方は、週末の予報の変化に注意してください。

予想最高気温の平年差

20日(土)は春分の日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」国民の祝日。
桜の開花はもちろん気になりますが、タンポポ、こぶし、スミレなどなど、今の時期の花を巡って自然を感じてみてはいかがでしょう。春本番の陽気に誘われ、春探しのお散歩も良いかもしれません。
ただし朝晩はそこそこ冷えるため、お出かけが早い方、お帰りが遅い方は一日の予想気温の変化を確認してコーディネートを。

(気象予報士:たけねこ)

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