大雨による災害発生に対し警戒継続を

今週の天気のポイント
・九州~東北は引き続き大雨に警戒を。早め早めの情報収集と避難行動が大切。
・沖縄は高温による熱中症対策を万全に。

西日本~東日本、東北は15日(水)頃まで、活動が活発化する梅雨前線による大雨に警戒を続けてください。
西日本~東日本の日本海側は13日(月)~14日(火)にかけて、東北では14日(火)~15日(水)にかけて特に雨量が多くなる可能性があります。この他の地域でも梅雨前線の動き次第で大雨となるおそれがありますので、最新の天気予報の確認が必要です。

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気圧配置図(13日~19日) 停滞する梅雨前線の動きに注意

7月に入り九州では、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が多発し、記録的短時間大雨情報が17回も発表されています。また東海では、平年の1か月に降る量を超える雨が数日で降った所も。

記録的短時間大雨情報とは?
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)または、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析)した時に発表される情報。

これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害が発生する危険度が高い状態が続いている所もあります。そのような箇所では少しの雨でさらに危険度が高まるおそれがありますので、最新の気象情報や防災に関わる情報の入手が非常に重要です。

梅雨空が続く中、特に九州~東北では日照時間が平年よりかなり少なくなっています。今週もすっきり晴れる日は期待できず雨の降る日も多いため、どうしても洗濯物は部屋干しに。生乾きの臭い対策には部屋を換気し、早く乾かすためには扇風機の風を洗濯物にあてるなど、部屋干しの工夫を取り入れ溜まりがちな洗濯物問題を乗り切りましょう。
また、日照不足は農作物の育成にも大きく影響するため心配が続きます。

気象庁HPより

北海道は、太平洋側では雲が広がりやすい状態が続きますが、日本海側では晴れ間の出る日も多いでしょう。

奄美は晴れる日が多くなり、ようやく梅雨明けに進みそうです。(奄美の梅雨明けの平年は、6月29日ごろ)
沖縄も夏空が続き、今週後半からかなり気温が高くなる可能性があります。熱中症の危険性が高い状態が続きますので、十分な対策をしてください。紫外線対策も忘れずに。また農作物の管理等にも注意が必要です。

(たけねこ)

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