台風18号に厳重警戒を、週末は秋の行楽日和に期待

今週の天気のポイント
・台風18号接近。大雨、暴風、高波などに最大限の警戒必要
・東日本、西日本は季節外れな暑さへの対策を
・週末は秋の行楽日和の可能性あり、お出かけの計画も

今週は、台風18号に厳重な警戒が必要です。9月30日(月)~10月1日(火)に先島諸島付近に接近・通過し、2日(水)には暴風域を伴いながら西日本にかなり近付く見込みです。その後、4日(金)にかけての台風の予報円はまだ大きく、東日本~北日本に進む恐れもあります。

気象庁台風進路(9月29日9時発表)

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台風により猛烈な雨が降る恐れもあるため、大雨による土砂災害、河川の氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。お住まいの地域のハザードマップを確認し、早めの災害への備えが大切です。ご家族や、近隣の方々、また友人や知人とイザという時の行動を事前に話し共有しておくと、慌てずに避難することも可能になります。

強風や暴風に対しては、歩行中は転倒や飛散物、落下物に注意し、傘は役に立たず、風で壊れてしまうと危険ですので、レインウェアーでの外出をお勧めします。また車の運転中は急にハンドルを取られることがありますので慎重に。さらに、倒木、建物の損壊、農作物への被害などが懸念されます。

公共交通機関が乱れる可能性もあるため、外出予定の方は最新の交通情報を確認するとともに、経路や予定の変更などの検討も必要です。

台風15号、17号では広範囲で停電が発生しました。懐中電灯やラジオ、また生活に欠かせなくなったスマートフォンなどを充電できる「防災グッズ」などを用意しておくと助かります。

また、海上は大しけとなります。台風が離れていても沿岸に高波が突然打ち寄せてくるため、海には近付かないでください。

 

台風の北上により、南の海上から暖かい空気が日本列島に入るため、全国的に気温は高めで、東日本と西日本は夏の暑さになる日もあります。空気も湿気を帯びて、秋らしく爽やかな天気となる所は少なそうです。
北海道は、週末になると上空に寒気が入るため、急にグッと冷え込む見込みです。1日の中、また1週間の中での気温差により体調を崩さないよう、服装で調節するなど工夫をしてください。

 

週末になると大陸から進んでくる高気圧に覆われ、爽やかな秋晴れが広がる可能性があります。台風の動きには警戒しつつ、秋を探す旅の計画を立てみるのも良いかもしれません。

(たけねこ)

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