今日は低気圧が前線を伴い発達しながら北日本を通過する見込みです。このため、東北から九州にかけては風雨が強まり荒れた天気となるでしょう。北海道では大雪や吹雪、吹き溜まりの発生による交通障害に、また、積雪が多い地域ではなだれや高所からの落雪に注意が必要です。
3/2（火）09時の予想天気図
なお、海上は全国的に波が高く、特に日本海上は４ｍ以上のしけとなってくるでしょう。沿岸部は強風や高波にご注意ください。
海上の風と波の予想12時
日中の気温は昨日より低くなり、北海道は真冬の寒さに戻るでしょう。ただ、東北は広く10℃を上回り、東日本、西日本の太平洋側では15℃以上の所が多く、３月下旬～４月上旬並みの暖かさとなりそうです。ただ、夕方以降になると寒気が流れ込んでぐっと冷え込みが厳しくなる見込みです。日本海側の地方ではしだいに雪に変わってくるでしょう。寒暖の差が大きくなりますので、服装などで調節して体調管理にご注意ください。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道では日中にかけて広い範囲で雪となり、風雪が強まるでしょう。大雪や吹雪、着雪による交通障害のおそれがあります。不要不急の外出は出来るだけ控え、外出の際は交通機関の情報や道路状況を確かめるようにしましょう。東北は風雨が強い見込みです。夕方以降は太平洋側で天気は回復してきますが、日本海側では次第に雪に変わってきそうです。
降水分布予想09・21時
日中の最高気温は、北海道では道南をのぞいて真冬日となり道北では-4℃前後の厳しい寒さとなりそうです。東北の北部と日本海側では8℃～13℃、南部の太平洋側では15℃位まで上がる予想ですが、夕方以降の冷え込みにご注意ください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸から東海地方では朝のうちから雨となり、関東甲信から伊豆諸島も日中から降り出す所が多いでしょう。風雨が強いため、お出かけの方はしっかりとした雨具をお持ちください。夕方から夜にかけ、太平洋側では天気が回復しますが、北陸では次第に雪に変わる見込みです。一方、小笠原諸島では雲が広がりやすいですが、午後から日の差す時間もありそうです。
降水分布予想09・21時
日中の最高気温は、15℃を上回る所が多く、関東南部では18℃～19℃位となる予想です。積雪の多い地域ではなだれや高所からの落雪、融雪による土砂災害などに十分ご注意ください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
朝のうちは広い範囲で雨となりますが、昼以降は九州など西の地方から止んでくる見込みです。ただ、北寄りの風が強まり、夜にかけ冷え込みが厳しくなるでしょう。一日の寒暖差が大きくなりますので服装などで調節をして暖かくお過ごしください。
降水分布予想09・21時
日中の最高気温は、山陰では10℃に届かない所が多いですが、太平洋側では15℃以上の所が多く、九州南部から四国の太平洋側では17℃～18℃位まで上がる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美と沖縄本島、先島諸島では前線や寒気の影響で雲が広がりやすく、午前中を中心に雨となる所があるでしょう。大東島地方では晴れのち午後から曇りで、夕方にかけてにわか雨の所がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は20℃、沖縄本島と先島諸島は22℃～23℃、南大東は24℃位の予想です。
（気象予報士：むらさめ）
