【1/30 朝イチ!】北日本~北陸は暴風雪・高波警戒

日本付近は北日本中心の強い冬型の気圧配置が続いています。今日は北日本の日本海側から北陸にかけて雪が降り続き、山沿いを中心に積雪が増えるでしょう。季節風も強く、吹雪や吹き溜まりの発生による交通障害などのおそれがあります。不要不急の外出は控え、お出かけの方は利用される交通機関の運行状況や道路状況を事前にチェックしましょう。太平洋側の地方では晴れる所が多いですが、北日本では時々雪が舞うこともありそうです。

1/30(土)09時の予想天気図

なお、北~東日本では沿岸部を中心に北西の風が非常に強く、日本海沿岸では6mに達する大しけの状態が続く見込みです。海岸では高波による越波などにも警戒してください。

海上の風と波の予想09時

日中の最高気温は、西日本では昨日より3℃~5℃ほど高めとなり、九州や四国では10℃以上となる所が多いですが、他の地方では昨日と同様、真冬らしい寒さが続くでしょう。北海道では日中も氷点下の所が多く、日差しのある東海や関東の太平洋側でも10℃以下の厳しい寒さとなりそうです。季節風も強いため気温以上に風が冷たく感じられるでしょう。防寒・防風性のある暖かい服装でお過ごしください。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

日本海側を中心に風雪が強く、山沿いを中心に積雪も増えそうです。また、日本海側では日中にかけて高波に十分警戒が必要です。季節風も強く、低温状態が続くため、吹雪や地吹雪による視程障害のおそれがあります。不要不急の外出は控え、車の運転をされる方は最新の気象、道路情報のチェックの上、安全運転を心がけましょう。太平洋側の地方では晴れ間もありますが、時折にわか雪の所もありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。

降水分布予想09・18時

北海道から東北の内陸部では真冬日の地点が多く、最高気温は0℃~-4℃位の凍てつく寒さが続くでしょう。東北南部の沿岸部では2℃~7℃位の予想です。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸周辺では雪が降り続き、山沿いを中心に大雪となるでしょう。また、夕方から夜にかけては海岸平野部でも降雪が強まり、大気の状態が不安定となるため、落雷や突風、急激に積雪が増加するおそれがあります。大雪によるなだれ、高所からの落雪とともに、吹雪や吹き溜まりの発生による交通障害に十分ご注意ください。一方、関東から東海にかけての太平洋側では概ね晴れますが、伊豆~小笠原諸島では雲が広がりやすいでしょう。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、北陸から長野、岐阜県飛騨地方では1℃~7℃、関東から東海の太平洋側では6℃~10℃位の予想です。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

西日本の日本海側では降雪のピークは過ぎますが、雲が広がりやすく、近畿北部から山陰の一部では朝夕を中心に雪や雨が降りやすいでしょう。天気変化にご注意ください。瀬戸内側から太平洋側の地方では高気圧に覆われて穏やかに晴れる所が多そうです。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、7℃~10℃位の所が多いですが、九州南部から四国の太平洋側では11℃~13℃位まで上がる予想です。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

奄美と沖縄本島では概ね晴れますが、大東島地方と先島諸島では雲が広がりやすいでしょう。ただ、天気の崩れは気にしなくてよさそうです。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、奄美は15℃と肌寒く、沖縄は18℃~21℃位の予想です。

(気象予報士:むらさめ)

シェア!