【12/7 朝イチ!】北日本・北陸は不安定な天気

大陸の高気圧が西から日本付近に張り出しますが、北日本と北陸は気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みです。今日は、西日本と東日本の太平洋側の地方では乾燥した冬晴れとなりますが、北日本と北陸では雲が多く、雪や雨が断続するでしょう。特に、日本海側の地方では朝晩を中心に急な落雷や突風、あられなどの不安定な天気に注意してください。南西諸島や小笠原諸島も寒気や気圧の谷の影響で天気がぐずつきそうです。

12/7(月)09時の予想天気図

なお、南西諸島では北東の風がやや強く、海上は先島諸島周辺を中心に波が高い状態が続くでしょう。

海上の風と波の予想09時

最高気温は、北海道では昨日より2℃前後低めとなりますが、平年よりは暖かく北部や内陸部でも真冬日の地点は少ない見込みです。他の地方では昨日と同じか2℃前後高い予想で、東北は10℃以上、関東から九州にかけては15℃前後まで上がり、寒さは少し和らぎそうです。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

日本海側の地方を中心に雪や雨が断続するでしょう。特に北海道では午前中まで降雪が強まり、山沿いを中心に積雪が増える見込みです。東北では日中は天気が小康状態となり、南部の太平洋側では晴れ間も広がりますが、夜遅くは日本海側から再び雨や雪が降り出しそうです。落雷や突風など変わりやすく荒れた天気にもご注意ください。

降水分布予想09・21時

日中の最高気温は、北海道は2℃~5℃位の所が多いですが、道南や道東の太平洋側では6℃~7℃位まで上がる予想です。東北は北部で8℃~10℃、南部で10℃~14℃位と11月中旬~下旬並みとなり、寒さが和らぐ見込みです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸は雲に覆われ、新潟県周辺を中心に雨が断続する見込みです。また、夜になると北陸西部も広い範囲で再び雨となりそうです。大気の状態が不安定となるため、落雷や突風、あられなどの天気急変にご注意ください。関東甲信から東海にかけては乾燥した冬晴れとなりますが、前線に近い小笠原諸島は雨が降り続きそうです。

降水分布予想09・21時

日中の最高気温は、長野は12℃前後、他は14℃以上の所が多く、関東と東海の太平洋側では16℃~17℃位まで上がる所もありそうです。小笠原諸島は23℃前後の予想です。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

穏やかに晴れる所が多いでしょう。ただ、近畿北部や山陰など日本海側では昼頃から雲が広がりやすくなりそうです。また、種子島・屋久島地方も気圧の谷の影響で雲に覆われ、ときおり雨がぱらつくすっきりしない空模様が続く見込みです。

降水分布予想09・21時

日中の最高気温は、15℃以上の所が多く、九州南部から四国の太平洋側では17℃~19℃位まで上がり、日差しが暖かく感じられる一日でしょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

各地とも雲に覆われ、大東島地方をのぞいて雨が断続するぐずついた天気が続く見込みです。また、北東の風がやや強く、海上は波が高く、特に先島諸島ではしけとなるでしょう。強風や高波に十分ご注意ください。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、23℃前後の所が多いですが、南大東では25℃位まで上がる予想です。

(気象予報士:むらさめ)

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