今日の日本付近は、南岸沿いを進む発達中の低気圧や前線の影響で荒れた天気となるでしょう。現在、西～東日本を主体に覆っている雨雲は、これから日中にかけて東北から北海道の太平洋側にかけて広がってきそうです。特に低気圧の進路上にあたる九州から関東の太平洋側、伊豆諸島にかけては風雨が強まり、海上は波が高くなるでしょう。雷を伴い一時強く降るおそれもあり、急な天気変化にも注意が必要です。午後は、南西諸島や九州から天気は回復してきますが、吹き返しの北西の風が強まってくるでしょう。強風に十分に注意してください。
4/1（水）09時の予想天気図
海上の風と波の予想12時
日中の最高気温は昨日と同じ位で、全国的に15℃前後の所が多くなりそうです。西～東日本では平年並みか低くなりますが、北日本では平年より高めで4月下旬並みの暖かさとなるでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
天気は下り坂に向かっています。東北の日本海側の雨は次第に太平洋側まで広がり、午後から夜にかけて雨足が強まってきそうです。お出かけの方は雨具をお持ちください。北海道では日本海側から北部にかけてはじめ晴れますが、太平洋側では低い雲に覆われて昼頃から雨が降り出す所が多くなる見込みです。また、濃い霧のため見通しが悪くなるおそれがありますので、車の運転などお気を付けください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道の道北・道東の沿岸部の一部をのぞき10℃以上となり、札幌や旭川ではこの時期としては暖かく14℃～15℃まで上がる予想です。東北は13℃～16℃位となりそうです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
朝のうちから雨が降り出す所が多いでしょう。昼過ぎから夜にかけて風雨が強まり、太平洋側では一時雷を伴い激しく降るおそれがあります。急な強い雨や落雷などにご注意ください。特に後半から荒れた天気となりますので、やむを得ず外出される方は、レインコートやブーツが必要となりそうです。
降水分布予想9時・18時
日中の最高気温は、昨日と同じ位で15℃前後の所が多くなりますが、日差しがなく風も強まるため肌寒さを感じるでしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
午前中は広い範囲で雨となるでしょう。九州・四国・中国地方では昼頃まで、近畿地方では昼過ぎから夕方頃にかけて、太平洋側を中心に一時的に雷を伴い激しく降るおそれがあります。短時間強雨や落雷などの天気の急変に注意してください。午後以降、九州から天気は回復してきますが、北寄りの風が強まりそうです。強風に注意してください。
降水分布予想9時・18時
日中の最高気温は、15℃前後の所が多くなりますが、九州南部から四国の太平洋側では午後から18℃～20℃位まで上がる見込みです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
南西諸島では前線の通過により、昼頃にかけて一時雨となるでしょう。大東島地方では雷を伴うおそれがあります。午後は概ね曇りとなりますが、奄美や沖縄本島地方では夕方頃から晴れ間が広がりそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は22℃、沖縄は23℃～26℃の予想です。
（むらさめ）
