前線を伴った低気圧は発達しながら日本の東海上に遠ざかりますが、日本付近は気圧の谷や寒気の影響が残るでしょう。このため、北日本と本州の日本海側の地方では雲が広がりやすく、東北と北陸～山陰にかけては雪や雨となりそうです。日本海側では大気の状態が不安定となるため、落雷や突風などにもご注意ください。南西諸島も湿った空気の影響で日差しが少なく、すっきりしない天気となる見込みです。一方、西～東日本の太平洋側では概ね晴れるでしょう。
12/23（月）09時の予想天気図
なお、関東近海では北東の風が強く、海上はしける見込みです。沿岸部では強風や高波に注意してください。
海上の風と波の予想09時
日中の気温は東北から九州、沖縄にかけては平年並みか平年より高めの所が多く、関東から西の地方では10℃を上回り寒さが和らぐでしょう。九州・四国では15℃前後、沖縄では23℃位まで上がる予想です。ただ、北海道では朝の冷え込みが厳しく、日中の最高気温も0℃以下の真冬日の所が多くなりそうです。暖かくしてお過ごしください。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、道央から道東にかけてははじめ日の差す所があるほかは概ね曇りで、道北では午後から時々雪となるでしょう。東北も雲が広がりやすく、北部では昼頃にかけてと夜から雪となりそうです。山沿いを中心に積雪となる所もありますので車の運転などご注意ください。南部も一時雨や雪の降る所があるでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道では0℃前後の所が多く、道北では-3℃～-4℃と真冬の寒さとなるでしょう。外出時など路面の凍結にご注意ください。東北は、北部で4℃～6℃、南部では8℃～10℃の見込みです。暖かくしてお過ごしください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
発達中の低気圧に伴う雨雲は朝の内には東の海上に離れ、日中は太平洋側を中心に晴れる所が多くなりそうです。ただ、北陸地方では気圧の谷の影響で断続的に雨となるでしょう。大気の状態が不安定となりますので落雷や突風などの天気の急変にご注意ください。また、関東甲信地方の標高の高い所では今朝にかけて雪となり積雪となっている所もありますので、車の運転は滑り止めを準備の上、安全運転を心がけましょう。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、各地とも10℃以上まで上がり寒さは和らぎそうです。関東では11℃～13℃、東海地方の太平洋側では14～15℃位の予想です。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
天気は回復し、太平洋側を中心に青空が広がる見込みです。ただ、日本海側では日差しが少なく、近畿北部や山陰では午後から夜にかけてにわか雨や雷雨となる所がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、近畿・中国は11℃～13℃、九州・四国は13℃～16℃位まで上がり、風も穏やかで過ごしやすいでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
日中は日の差す時間もありますが、北東からの湿った風が吹き、各地とも雲に覆われる時間が多いでしょう。奄美や八重山諸島では弱い雨がぱらつく所もあり、すっきりしない天気となりそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は19℃、沖縄は23℃～24℃の見込みです。
（むらさめ）
