【12/6 朝イチ!】寒気に覆われ底冷えの一日

今日は、冬型の気圧配置が次第に緩みますが、上空には強い寒気が停滞するでしょう。このため、北日本の日本海側で続いていた風雪の強い状態は峠を越えますが、天気の回復は遅れる見込みです。また、沖縄と奄美地方は気圧の谷の影響で一日を通して雨が降り続き、西日本の太平洋側の地方でも次第に雲が広がりやすくなりそうです。

12/6(金)09時の予想天気図

高気圧の縁にあたる南西諸島では北東の風が強く、海上はうねりも伴い4m以上のしけとなる見込みです。沿岸部は強風や高波による越波などに十分に注意してください。

海上の風と波の予想09時

日中の最高気温は全国的に平年より低く、真冬並みの厳しい寒さとなりそうです。北海道では真冬日の所が多いでしょう。雪や雨が残る東北から北陸では1℃~8℃、日差しのある関東から四国、九州南部でも10℃前後の所が多くなる予想です。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道から東北北部の日本海側の雪や強風はピークを過ぎつつありますが、午前中までは所々で風雪の強い状態が続くでしょう。吹雪による視程障害や積雪などにご注意ください。天気の回復は遅れ、午後から夜にかけても雪が断続する所が多くなりそうです。一方、太平洋側では風花が舞う程度で、次第に日の差す時間が多くなるでしょう。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、北海道では0℃以下の真冬日の地点が多い予想です。東北北部では1℃~4℃、南部では5℃前後の見込みです。底冷えする寒さが続きますので暖かくしてお過ごしください。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸は山沿いを中心に雪や雨となりますが、昼頃から降り方は弱まり、天気はゆっくりと回復に向かう見込みです。関東甲信・東海地方では太平洋側を中心によく晴れますが、岐阜県飛騨地方や長野県北部では雲が広がりやすく、小雪のちらつく所がありそうです。

降水分布予想09時・18時

日中の気温は昨日よりも低く、日本海側や内陸部を中心に10℃以下の所が多いでしょう。北陸と長野では3℃~8℃、関東と山梨では8℃~11℃、東海は10℃~13℃位の予想です。真冬並みの寒さとなりますので体調管理にご注意ください。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

太平洋側の地方では一部で日の差す時間もありますが、気圧の谷や寒気の影響で全般に雲が広がりやすいでしょう。日本海側の近畿北部、山陰から九州北部にかけては午前中を中心に雨となる所が多く、山沿いでは雪が混じる所がありそうです。また、九州の南海上からは次第に雨雲が北上し、鹿児島県の種子島・屋久島などでは夜から雨が降り出す見込みです。

降水分布予想09時・18時

日中の最高気温は、近畿地方北部から山陰では7℃~9℃、他は10℃~13℃位の見込です。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

各地とも一日を通して雨が降り続くでしょう。北東の風が強く吹き、海上は4mを超えるしけとなり、荒れた天気となりそうです。沿岸部では強風や高波にご注意ください。飛行機や船など交通機関のダイヤが乱れる可能性もありますので、お出かけの方は事前に運行情報のチェックをお忘れなく。

各地の天気と気温

日中にかけても気温はほぼ横ばいで肌寒さを感じるでしょう。最高気温は、奄美は15℃、沖縄は18℃~21℃の予想です。

(むらさめ)

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