【8/15 朝イチ!】北は前線、西は台風の影響で大雨に警戒

今日は、台風第15号が九州北部から対馬海峡に進み、前線が日本海北部から津軽海峡付近にのびて停滞し次第に活発化するでしょう。このため、西日本では雨の所が多く、台風に近い九州北部でははじめ風雨が強いでしょう。日中以降も九州と四国の太平洋側では断続的に雨足が強まり、明日にかけて大雨のおそれがあります。土砂災害や低地の浸水、河川の増水、落雷や突風などの激しい現象に警戒が必要です。また、西日本の太平洋沿岸と沖縄近海ではうねりを伴った高波に注意して下さい。北日本も雨や曇りで、東北北部の日本海側を中心に雨足が強まるため明日にかけ大雨に注意が必要です。東日本は変わりやすい天気で、山沿いを中心に夕立の所がありますが、太平洋側では晴れ間の広がる時間帯もあるでしょう。

8/15(水)09時の予想天気図

日中の気温ですが、前線の北側にあたる北海道では平年より低めの20℃前後の所が多く、外出時は長袖が必要になりそうです。一方、東北南部から九州・沖縄にかけては30℃以上の真夏日となり、厳しい残暑が続く見込みです。湿度が高く熱中症になりやすい気象状態が続きますので、暑さを避けこまめに水分を取るなど体調管理には十二分にご注意ください。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道は道北で概ね曇り、道南・道央から道東にかけては雨となり午前中は止み間もありますが、昼頃から夕方にかけては広い範囲で雨足が強まる時間帯があるでしょう。東北は朝のうちは概ね曇りですが、昼前から北部・日本海側より雨が降り出すでしょう。午後は急な激しい雨、落雷・突風などに注意が必要です。大雨による交通障害が発生する可能性がありますので、お出かけの際は余裕を持ち情報をチェックするようにしましょう。雨の範囲は次第に広がり、夕方から夜は南部でもにわか雨や雷雨となる所がありそうです。

各地の天気と気温

日中の気温は、北海道では南部で25℃前後とほぼ平年並み、他は9月中旬並みの20℃前後の所が多く空気がひんやりと感じられそうです。東北では北部の沿岸部では30℃を下回り比較的しのぎやすいですが、南部と内陸部では30℃以上の真夏日となる所が多く、厳しい残暑が続きそうです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

雲が広がりやすく、東海地方の太平洋側では時々雨となるでしょう。一方、関東南部や甲信地方では晴れ間の広がる時間帯もありそうです。昼頃は紫外線が強い予想となっているので、お出かけの際は対策をお忘れなく。各地とも午後からは大気の状態が不安定となり、内陸部や山沿いを中心ににわか雨や雷雨となる所がありそうです。局地的に雷を伴い非常に激しく降るおそれがあります。山のレジャーを予定されている方は急な強い雨、落雷・突風などの激しい現象に注意して下さい。

紫外線の予測分布図12時

(出典:気象庁HP)

日中の気温は、広い範囲で30℃を超え厳しい残暑が続くでしょう。甲信地方では最高気温が35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。熱中症になりやすい気象状態となりますので、室内ではエアコンを上手に使い、水分をこまめに補給するなど健康管理には十分ご注意ください。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

九州・四国は朝から雨の所が多く、台風に近い九州北部では朝のうちまで激しい雨や強風に注意が必要です。中国地方ははじめ曇りですが、日中は西部から雨の範囲が広がるでしょう。九州と四国の太平洋側では明日にかけて雨が降り続き、大雨となるおそれがあります。土砂災害・低地の浸水に警戒するとともに、増水した川には近づかないようにしてください。局地的に雷を伴い非常に激しく降るおそれがあり、急な落雷・突風などにも注意が必要です。また、太平洋沿岸ではうねりを伴い波が高い状態が続きますので、船舶や海のレジャーはお気を付け下さい。

降水分布予想09時

各地とも最高気温は30℃以上となり、厳しい残暑が続くでしょう。湿度も高く、体感的には実際の気温以上の暑さとなりそうです。熱中症になりやすい気象状態が続きますので、健康管理には十分ご注意ください。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

東シナ海の熱帯低気圧や湿った空気の影響で、大気が不安定な状態が続くため天気の急変に注意が必要です。奄美と沖縄本島、先島諸島では強弱を繰り返しながら雨が断続するでしょう。短時間強雨や落雷・突風などにご注意ください。南大東も朝晩中心に雨や雷雨となりますが、日中は止み間があるでしょう。海上はうねりを伴い、波の高い状態が続く見込みです。船舶や海のレジャーは高波に注意して下さい。

海上の風と波の予想09時

日中の最高気温は、各地とも30~31℃の予想で、暖かく湿った空気の影響で蒸し暑いでしょう。

(むらさめ)

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