【3/11 朝イチ!】北日本は低気圧の接近で下り坂、東日本から西日本は移動性高気圧で晴れ間が広がる。

日本海の低気圧が北日本へ接近し、これからあすの朝にかけて、北日本を通過します。北海道から東北地方にかけてと、北陸では、雲が次第に広がって、天気は下り坂となります。北陸は、昼過ぎから雨が降り、山沿いでは雪が降るでしょう。東北北部も、夕方頃から風が強くなり、雨か雪が降るでしょう。北陸や東北北部の日本海側では、ところにより雷を伴う見込みです。北海道の日本海側は、夜は道南や道央で雪が降るでしょう。一方、東シナ海の移動性高気圧が本州へ張り出し、西日本から東日本と、沖縄・奄美を覆います。西日本は、穏やかに晴れる見込みです。沖縄・奄美はおおむね晴れますが、宮古島地方と八重山地方は雲が多いでしょう。東海から関東の沿岸部では、午前は雲が多いですが、昼頃から晴れ間が広がる見込みです。東北の沿岸は波が高くなるでしょう。小笠原近海や関東の周辺海域では、うねりを伴って高波が続き、南大東島の周辺海域は波が高いでしょう。朝3時の衛星画像では、日本海には低気圧に伴う雲域が広がっています。一方、西日本では、移動性高気圧に伴う晴天域が広がっています。 

予想天気図(3月11日9時)

 

日中の最高気温は、おおむね平年並みのところが多くなります。北海道は-1℃~4℃、東北は5℃~12℃、関東は13℃~15℃で、北陸は、8℃~10℃、近畿・中国・四国は、12℃~17℃、九州は15℃~18℃、沖縄・奄美は、19℃~23℃の見込です。

きょうの全国の天気と気温

気象衛星の雲画像(3月11日3時)

 

各地の天気のポイント

北日本】(北海道・東北)
日本海の低気圧が北日本に接近し、これからあすの朝にかけて、北日本を通過します。北海道では、道央やオホーツク海側では、晴れ間が出ますが、日本海の低気圧の接近で雲が次第に広がります。北海道の日本海側では、夜は道南や道央で雪が降る見込みです。道北や道東は雲が多く、雪が降るでしょう。東北北部は、夕方頃から風が強く、雨か雪が降り、ところにより雷を伴うでしょう。東北南部は、晴れ間が広がりますが、日本海側は午後から雲が広がり、ところにより雨が降るでしょう。道東では、融雪洪水に注意してください。東北北部の日本海側は、風雪・落雷・突風に注意が必要です。 北日本は、低温が続きます。道路の凍結や水道管の凍結、火の元・火の取り扱いに、気を付けてください。オホーツク海側は流氷の動き、東北の沿岸は高波に注意してください。

 きょうの北海道の天気と気温

きょうの東北地方の天気と気温

北日本の雨雲や雪雲の予想(3月11日15時)

日中の最高気温は、北海道は、-1℃~4℃(札幌2℃、稚内0℃、旭川2℃、網走-1℃、釧路1℃、帯広1℃、函館4℃)で、2月下旬から平年並みの寒さとなります。東北地方は5℃~12℃(仙台8℃、青森5℃、盛岡5℃、秋田6℃、山形9℃、福島12℃)で、平年並みから3月中旬の頃の気温となります。北海道や東北北部では、お出かけの際は、ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしてください。

東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸では、日本海の低気圧の影響で、午後から雨が降り、ところにより雷を伴うでしょう。お出かけの際は、傘をお持ちください。北陸や関東の山沿いは、雪が降る見込みです。関東北部は、おおむね晴れるでしょう。気圧の谷の影響で、関東南部は、午前は雲が多く、午後から晴れる見込みです。茨城県では、沿岸部は一日を通して雲が多いでしょう。伊豆諸島は、午前は曇りでところにより雨が降りますが、午後から晴れる見込みです。小笠原諸島は、晴れ間が出るでしょう。東海地方は、高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込みです。静岡県は、局地的な前線の影響で、午前は雲が多く、朝までところにより雨が残りますが、午後から晴れるでしょう。北陸や岐阜県の山沿いでは、なだれにご注意ください。また、東海地方では、空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いに、気を付けてください。関東の近海や小笠原近海は、うねりを伴った高波に、ご注意ください。

きょうの関東地方の天気と気温

きょうの北陸地方の天気と気温

日中の最高気温は、北陸では、8℃~10℃(新潟8℃、金沢10℃、福井9℃)、きのうより1℃~3℃ほど高いでしょう。長野は11℃で、きのうより7℃ほど高くなる見込みです。関東では、13℃~15℃(東京14℃、千葉14℃、横浜15℃、前橋13℃)で、きのうより2℃~3℃ほど高く、平年並みから3月下旬の頃の気温となります。東海では、13℃~16℃で(名古屋14℃、静岡16℃、岐阜13℃、甲府16℃)、岐阜と名古屋は平年並み、静岡と甲府は、3月下旬の頃の気温でしょう。

西日本(近畿・中国・四国・九州)
東シナ海の高気圧に覆われて、西日本では、広い範囲で晴れ間が広がるでしょう。近畿地方の北部は気圧の谷の影響で、午後から雲が広がる見込みです。近畿北部で積雪の多いところでは、なだれに注意してください。瀬戸内海や近畿では、空気が乾燥しているところがあります。火の元・火の取り扱いに気を付けてください。

きょうの近畿地方の天気と気温

きょうの九州地方の天気と気温

日中の最高気温は、近畿・中国・四国は、11℃~17℃(大阪12℃、京都13℃、神戸12℃、奈良13℃、松江12℃、広島15℃、高松13℃、高知17℃)で、きのうより2℃~3℃ほど高く、おおむね平年並みのところが多いでしょう。九州の最高気温は、15℃~18℃(福岡15℃、長崎16℃、熊本17℃、大分15℃、宮崎18℃、鹿児島17℃)で、きのうより2℃~3℃ほど高く、平年並みから3月下旬の頃の気温となる見込みです。

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
東シナ海の移動性高気圧に覆われて、奄美は晴れるでしょう。沖縄本島や南大東島では、雲の間から陽が射しますが、宮古島地方と八重山地方は雲が多いでしょう。沖縄本島は空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いに気を付けてください。海上は、南大東島では高波が続き、宮古島地方や八重山地方は、うねりを伴う見込みです。沿岸や近海は、注意してください。

きょうの沖縄・奄美の天気と気温

3月11日12時の波と風の予想

日中の最高気温は、平年並み、または、平年より1℃~2℃ほど低く、19℃~23℃(奄美19℃、那覇21℃、宮古島21℃、石垣島23℃、南大東島20℃)で、おおむね3月上旬並みで、南大東島は2月上旬の頃の気温となります。

(ビエント)

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