【12/15 朝イチ!】全国的に師走の寒さ、北日本は雪が続き、九州は次第に下り坂。

きょうは、寒気の影響で北海道と東北・北陸の日本海側では雪が降るでしょう。関東・東海から西日本は移動性高気圧に覆われます。雲が多いながらも、日中は晴れ間が出るでしょう。九州から山陰東部と四国は気圧の谷の影響で、下り坂となり夜には雨、沖縄・奄美は高気圧から回り込む東風の影響で雲が多く雨が降る見込みです。

予想天気図(12月15日9時)

 

日中の最高気温は、北日本は平年並みです。東日本と近畿・中国・瀬戸内は10℃前後のところが多く、12月下旬から1月中旬の頃の気温となります。北海道は0℃~3℃、東北は4℃~8℃、北陸は6℃~7℃、関東・東海から近畿・中国・瀬戸内は9℃~10℃、四国の太平洋側と九州は12℃~16℃、沖縄・奄美は20℃~24℃でしょう。

きょうの全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

北日本】(東北・北海道)
北海道と東北地方は、冬型の気圧配置が続きます。寒気の影響で、北海道の日本海側は風が強く雪が降り、東北北部や日本海側は雨が降るでしょう。北海道の太平洋側は晴れ間が出ますが、東北南部の太平洋側では雲が多いでしょう。雪道や道路の凍結など、車の運転では注意が必要です。東北の日本海側では雪崩に注意が必要です。

北日本の降水予想(12月15日12時)

日中の最高気温は、北海道では、きのうと同じくらいのところが多く0℃~3℃(札幌2℃、稚内0℃、旭川0℃、帯広2℃、釧路3℃、函館3℃)で、今頃の寒さです。ダウン・帽子・手袋・マフラーなどの真冬の寒さ対策が必要です。東北地方の最高気温も、今頃のところが多く10℃以下となり、仙台・福島は(8℃)、秋田・山形(6℃)、青森・盛岡(4℃)です。

 

東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸では、寒気の影響で、昼ごろまで雨や雪が降る見込みです。午後には次第に止むでしょう。関東・東海は雲が多いですが、日中は晴れ間が出るでしょう。伊豆諸島は寒気の影響で雲が多いでしょう。関東北部や長野県北部では雪崩に注意が必要です。また、関東・東海は空気が乾燥しています。火の取り扱い・火の元にも注意が必要です。

東日本の降水予想(12月15日12時)

日中の最高気温は、東日本では10℃以下のところが多く、師走の寒さが続きます。北陸では1月中旬から1月中旬の頃の気温(新潟6℃、金沢7℃、長野6℃)、関東は1月下旬から一番寒い頃の気温(東京は8℃、横浜9℃、前橋9℃)、東海12月下旬の頃(名古屋10℃)でしょう。

 

西日本(近畿・中国・四国・九州)
山陰では寒気や気圧の谷の影響で、雲が多く雨が降るでしょう。近畿・瀬戸内は、日中は高気圧に覆われて晴れ間が出る見込みです。九州も日中は晴れますが、気圧の谷の接近で下り坂となり、夜には雨が降ります。空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いに注意が必要です。

西日本の降水予想(12月15日15時)

日中の最高気温は、近畿・中国・四国では、12月下旬から1月上旬の頃の気温となり(大阪10℃、京都9℃、松江10℃、広島11℃、高松9℃、高知12℃)、師走の寒さが続きます。九州はきのうより3度ほど高く、12月上旬から12月中旬の頃(福岡12℃、長崎14℃、熊本14℃、鹿児島16℃)でしょう。

 

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄・奄美は、高気圧から回り込む寒気の影響で、雲が多くところにより雨が降るでしょう。宮古島や八重山地方では雲の間から陽が射すでしょう。沖縄・奄美では空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いにご注意ください。奄美では高波にご注意ください。日中の最高気温は、12月上旬の頃の気温(名瀬20℃、那覇22℃、石垣島24℃、南大東島22℃)でしょう。

きょうの沖縄の天気と気温


今日のヒトコト:
師走も半ばとなり、全国的に冬型の気圧配置が続いています。太平洋側では空気が乾燥し、関東では冷たい空っ風が吹きます。火の元・火の取り扱いの注意に加えて、冬の脱水症対策としてのこまめな水分補給も忘れないように。きのう、気象庁から発表された一ヶ月予報では、全国的に平均気温の低い確率が高くなっています。平均気温がかなり寒い期間は、東日本と西日本は、期間のはじめとなる見込みです。ところで、台風の平年の発生数は25.6個ですが、きのうはフィリピンの東海上で台風第26号(カイタク)が発生しました。けさの雲画像では、日本周辺には寒気に伴う雲域があります。北部日本海から東北・北陸の日本海西部にかけて寒気に伴う雲域があります。また、東海から九州にかけての太平洋側と沖縄・奄美にも寒気に伴う雲域があります。一方、日本海西部から九州西方海上にかけて気圧の谷に伴う雲域があり、今日の後半には次第に九州に広がってくるでしょう。これら雲域がきょうの天気の主役です。

1か月予報の平均気温分布(12月16日~1月15日、出展:気象庁ホームページ)

 

気象衛星の雲画像(12月15日3時)


ビエントです。今回の寒波の影響で、きのうは、津・神戸から初雪、山形からイロハカエデの落葉、徳島からイチョウの落葉の便りが届きました。一方、横浜からはタンポポの開花、南大東島からはスミレの開花の便りが届きました。東京都内の公園では、咲き始めた寒紅梅が空っ風に揺れていました。

東京都(12月14日)

 

(2017/12/15 04:30更新)

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