【12/13 朝イチ!】北日本では大荒れの天気が続く

12/13(水)09時の予想天気図

今日も日本付近は冬型の気圧配置が続き、北日本上空にはさらに強い寒気が流れ込むでしょう。北日本と本州の日本海側を中心に雪が降る見込みです。また、オホーツク海の発達した低気圧の影響により、北日本で等圧線の間隔が狭くなっており、風雪の強まりや海上では高波に警戒が必要です。

全国の天気と気温

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道は、日本海側とオホーツク海側を中心に雪となるでしょう。帯広や釧路など道東でも寒気の影響で雲が広がりやすくなり、雪が降る所がありそうです。東北も、北部や日本海側の山沿いを中心に雪が断続するでしょう。また、季節風が強く、北海道周辺海域と東北の日本海沿岸ではしけるでしょう。大雪や吹雪、強風・高波による道路の通行規制、交通機関の運休・ダイヤ乱れの可能性がありますので、交通情報をチェックするようにしてください。一方、仙台やいわきなど東北南部の太平洋側では晴れ間が広がる見込みです。

09時の風と波の予想

日中の最高気温は、北海道では1℃前後となり、旭川0℃、札幌は1℃と身を切るような寒さが続くでしょう。東北でも厳しい寒さとなり、青森0℃、秋田・山形で2℃、仙台では4℃と平年を4℃ほど下回るでしょう。

【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
日本海上は寒気の吹き出しに伴う筋状の雲に覆われています。北陸や長野県北部、岐阜では雪か雨となる所が多いでしょう。北関東の山沿いや愛知でも雲が広がりやすく、南部でも一時雪や雨が降る可能性があります。関東南部や山梨、静岡では乾燥した冬晴れとなる所が多いでしょう。

03時の衛星画像

日中の最高気温は、日本海側では日中もほとんど上がらず、富山・長野で2℃、新潟・金沢で4℃の予想です。関東南部や東海でも10℃を下回る所が多いでしょう。東京・横浜・千葉では9℃と今季一番の冷え込みとなる可能性があります。名古屋は8℃、静岡は10℃の見込みです。

西日本(九州・中国・四国・近畿)
西日本は、九州や四国の太平洋側では概ね晴れますが、中国と近畿では北部の日本海側を中心に曇りで時々雪か雨が降るでしょう。大阪や広島、高松など瀬戸内海沿岸でも雲が広がりやすいでしょう。九州南部や四国の太平洋側では晴れ間が広がりそうです。

12時の降水予想

日中の最高気温は、日射しのほとんどない山陰では、鳥取・松江で4℃と平年より5℃以上低く、厳しい寒さとなりそうです。大阪は8℃、九州や四国でも10℃以下となり、福岡・高松7℃、宮崎・鹿児島で10℃の予想です。

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
大陸の高気圧の張り出しによる寒気や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、奄美と先島諸島では時々雨が降るでしょう。また、周辺の海域では波が高い状態が続く見込みです。海のレジャーや船舶等は高波に注意してください。

今日の天気と最高気温

日中の最高気温は、奄美で16℃、沖縄地方では20℃~22℃の予想です。


今日のヒトコト:日本列島は、なべ底型の寒気にすっぽりと覆われる!

 むらさめです。

数値予報天気図の850hPa面(上空1500m付近)の気温を見ると、雪を降らせる目安の-6℃線が本州南岸まで南下しており、今日の日本付近は「なべ底型の寒気」にすっぽりと覆われるでしょう。このため、北日本や本州の日本海側では荒れた天気となり、日射しのある東日本から西日本の太平洋側でも最高気温は10℃を下回る所が多い見込みです。季節風の影響で体感的にはもっと寒く感じることもありますので防寒対策は万全に

数値予報天気図:09時の850hPa面の気温予想

出典:気象庁HP

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