南海上で台風や熱帯低気圧（台風のたまご）があちらこちらで発生しており、沖縄の南海上の台風13号と日本から遠く離れたウェーク島近海の熱帯低気圧の動きに注意が必要です。
台風13号は発達しながら北上しており、5日(木)朝から夕方にかけて先島諸島にかなり接近する見込みです。先島諸島はあす未明には風速15m/s以上の強風域に入り、あす夕方以降は宮古島地方を中心に雨風強まり、屋外活動は危険な状態となりますので不要不急の外出は控えましょう。
宮古島地方の沿岸海域では波高7メートルの大シケとなる見込みで、高潮による浸水や冠水にも警戒が必要です。沖縄本島地方もあすから南東の風が強まり、5日(木)から6日(金)にかけて南寄りの風が非常に強く吹く見込みです。
あすは台風周辺の発達した雨雲がかかり始め、局地的に1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。土砂災害や川の増水などにも警戒してください。
あす21時の雨風の予想分布
沖縄を通過した後は東シナ海を北上する見通しで、週末は長崎県や佐賀県など九州西部の沿岸部も南風が強まる見込みです。台風周辺の湿った空気や前線の影響で断続的に雨が降る可能性もありますので、最新の気象情報を確認し、復旧作業をされる際は雨の降り方にも注意して下さい。
一方、ウェーク島近海の熱帯低気圧は週末から来週にかけて小笠原諸島や本州付近に接近する可能性があります。今後の情報にご注意下さい。
