台風8号 宮崎市付近に上陸

台風8号は強い勢力を維持したまま今朝5時頃に宮崎市付近に上陸しました。台風の接近とともに雨風が急激に強まり、宮崎空港では明け方に39.6m/sの最大瞬間風速を観測。宮崎県西都市では58.5mm/hの非常に激しい雨を観測しました。

また、宮崎県延岡市と大分県佐伯市では午前9時までの1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表されました。

◆記録的短時間大雨情報
・9時 宮崎県で記録的短時間大雨(延岡市付近で約120ミリ
・9時 大分県で記録的短時間大雨(佐伯市佐伯付近で約110ミリ, 佐伯市直川付近で約110ミリ)
◆1時間降水量
・宮崎県延岡市古江95.5ミリ[08:52](観測史上1位の値を更新)

↑今朝5時の雨雲の様子 宮崎市付近に上陸

台風8号は進路を次第に北寄りに変えて、きょう夕方にかけて九州、対馬海峡付近を北上したのち朝鮮半島へ進む見通しです。台風8号の影響で鉄道の運転見合わせや空の便の欠航が相次いでいます。交通機関をご利用の際は最新の交通情報をご確認ください。

きょうは九州・四国地方の広い範囲で大雨や暴風、高波に警戒が必要です。局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降り、瞬間的には樹木や電柱が倒れるほどの猛烈な風が吹くおそれがあります。停電に備えて懐中電灯の準備やスマートフォンや携帯電話の充電を行っておきましょう。外出が危険な場合は台風が通過するまで頑丈な建物の中で過ごし不要不急の外出は控えてください。

6日(火)正午の予想降水域

九州南部や四国、紀伊半島の太平洋側の地域は台風通過後も断続的に雨雲がかかり、あす7日(水)にかけて雨量はさらに増えるおそれがあります。台風通過後も大雨に伴う土砂災害や低い土地の浸水や道路の冠水、川の増水などに警戒が必要です。

7日(水)未明の予想降水域




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